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日本の時給をアメリカと比較する罠

最近、日本人の時給が少ない、アメリカはこんなに高いと比較する記事を見たりする。

しかし、物価を見ないで語るのは、トリックでしかない。例えば菓子パン一個が日本では約120円なのに対して、アメリカは500円だったらどうだろう。

日本の時給が約1000円 アメリカば約2000円

菓子パン3個買えば日本では360円だが、アメリカでは1500円になる。

アメリカの時給が高くなっているのは、物価の急激な高騰にある。生活をするのに現地の物価を見ないで、時給だけで比べるのは子供並みの思考でしかない。

東南アジアの物価は安い。時給も安い。 物価が安くても、それに対しての時給の割合によっては貧困でもないという事になる。

経済成長期に物価があがり、給与が物価よりも増加率が高かったため、総中流家庭が成り立ったのである。

ただ、当時の日本の状況と現在は違う。 戦後、貧乏になった日本人が必死で働いた時代だ。

現在の日本は、労働基準法などもあり、当時のような働き方は出来ないし、国民も必死で働いているわけではない。

楽して稼ごうとする言葉ばかり目にする現在。 日本が、当時のような状況になる事はないだろう。