誰もが自分の意志で人生を生きていると思っているだろう。 でも、よく考えてみれば、生まれた時からある秩序、法律、倫理の中で生きていくわけで、現代の世の中を構成しているものから逃れる事ができない。
初めから与えられた世界観の中で、思考し、行動するのは、枠が決められていると言う事になる。
籠の中の鳥、動物園の動物、そして人間。さほど違いはないのではないだろうか。ルールから外れたものは処分される。守られた檻から出れば、自然界は檻の中より残酷だ。
自然界にもルールがあり、そこから外れたものは生き抜けない。必ずこの世には縛りがあるのだ。
中世の時代観と現代の時代観は違う。 その時代に生まれた事にも意味があるなら、この世界の中で、どのように生きたら魂が満足出来るのかが最終的目標になるだろう。
今が何を学ぶ時代なのかは、冷静に世界を客観的に見る事でわかってくるかもしれない。
