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プーチンは何と戦っているのか?

オーストリアのカール・ネハンマー首相が今月11日にプーチンと対面で会談を行った。

その時の模様を米NBCで語っている。

その内容はこうだ。

「彼は今や自分の世界に入り込んでいる。」

 

つまり、現実を見ていない。見ようともしていない。

頭の中で勝手にロシアの侵略を美化しているという事になる。

このような妄想した老人に何を言っても理解できないだろう。

 

プーチンの頭の中ではウクライナと戦っているのではないと感じる。

NATO、欧米よりの民主国家と戦っているのだと感じる。

 

ソビエト連邦の時代、更にさかのぼればピョートル大帝の時代に憧れ、自分が大国を率いている英雄の夢を見続けている老人が、自分の力を見誤って起こしたのが今回の侵略戦争だと思う。

 

時代がすすみ、第二次世界大戦のような市民を標的にする戦争が認められるわけがないことにも気づいていない。頭はソ連時代で止まってしまっているようだ。

 

世界がロシアを非難していることも彼は気づいていないのかもしれない。

既に大国で無くなっているロシアを大国だと勘違いしている部分も見られる。

 

先見の明がない指導者の末路は死しかないように思われる。ヒトラーにしろ、ムッソリーニにしろ最期は悲惨なものだった。

 

おそらくプーチンの最期も彼らと似たものになることだろう。

力のないものが力におぼれた末路。

 

ウクライナが大敗してもロシアに勝利は訪れないだろう。

社会主義国家・独裁政権には明るい未来は訪れない。

それは歴史が物語っている。