うーん、すごいニュースが飛び出してきましたね。それも日本の大林組が関わっているというのです。大林組とは、東京スカイツリーを手がけた建築屋さんですね。構想は既に100年以上前からあると言うから驚きです。
【宇宙エレベーターとは、どんな構想か】
地球と宇宙の間をケーブルでつなぎ、そのケーブルを使い乗り物を移動させる。その乗り物で往復する事が出来れば宇宙と地球をつなぐ交通システムが出来上がります。この乗り物の事を宇宙エレベーターと呼んでいるのですね。ケーブルの長さは約10万km。地上から宇宙に伸びたケーブルは、地球の持つ引力と地球から離れようとする遠心力によって釣り合う事が出来る、つまり、直立するのだそうです。
構想はあっても地球と宇宙の引力の引っ張り合いに耐えられるケーブルを作るための素材が無かったがため、頓挫していた話がカーボンナノチューブの出現で現実味を帯びて来たのです。
【更に広がる宇宙構想】
宇宙のエレベーターが静止軌道を越えると、地球から離れる力が働きます。その離れる力を利用する事でさらに高い高度に宇宙船を運ぶ事も夢ではありません。これが出来れば、月や火星にロケットを使わずに飛ばすことも出来るでしょう。遠く木星や土星にも低コストで送ることも可能になります。
宇宙エレベーターが機能する事で、小惑星から希少な金属や資源を入手できる可能性もあります。そうなれば、未知の資源から更に新しい技術が生まれ、夢のような未来都市や技術も現実化するかもしれませんね。
【現在の状況】
カーボンナノチューブは、まだ数十センチの長さしかできていません。技術のブレイクスルーがいくつも必要になります。と大林組の人は語っています。また、このような大きな仕事は彼らだけでは成し遂げられません。
世界の技術者、研究者などたくさんの能力と力が必要になるでしょう。まだまだ、先の話かもしれませんし、そう遠くない未来の話になるかもしれません。
【宇宙に移住や旅行も可能に】
この技術が成功し、誰もが宇宙旅行に行けるかもしれません。現在でも火星移住の話はありますよね。しかし、現実味のある状況とは言い難いものばかりです。今ある移住の話は片道切符ですから、2度と地球には戻れない移住です。
しかし、宇宙エレベーターが出来たらいつでも地球に帰れるわけです。但し、人体にどんな影響を及ぼすかは未知数ですね。私自身は火星なんて住みたくないですけどね。宇宙の中で地球が1番綺麗な惑星だと思っていますからね。
