現在世界にあるのは社会主義国家と資本主義国家だけです。本当の意味での共産主義国家は存在していません。社会主義と資本主義はどう違うのでしょう。また、共産主義とはどのようなものを言うのでしょう。
社会主義国家とはロシアの前のソビエト連邦共和国が例としてあげられます。社会主義とは全ての資産は国が管理し、国民はみな平等という思想です。個人が資産を持つ事は許されるていません。土地も給料も全部国のものになります。
国が全ての国民に平等に食べ物や家などを配給します。貧富の差はありません。平等と言うと聞こえは良いかもしれませんが、どんなに頑張って働いても資産を増やす事は出来ません。
そのため、労働意欲が無くなり経済が悪くなります。ソビエトが崩壊した一因はそこにあります。経済が悪くなれば生活水準は下がります。国にお金が無くなれば国民に配給する事も出来なくなります。
また、ソビエトの場合は国の役員などの一部の人間が私服を肥やしていたのも崩壊の原因であるようです。結局、皆、平等と言うのはみんなが裕福になるのではなく、貧乏になってしまったと言うわけですね。
では、中華人民共和国はどうなのでしょう。完全なる社会主義とは言えないですよね。裕福な暮らしをしてる人と貧乏人がいて、資産は全部国のものという形にはなっていません。社会主義と資本主義の間というのが今の中国の状況でしょう。
資本主義
アメリカのような成果主義により、自分が稼いだ分は自分の報酬になる社会の事。自分が購入したものは自己の資産にする事ができる。稼いだ分だけお金持ちになれるので、競争社会になりより良い物を生み出す事もできる。
能力のある人とない人の間に貧富の差が出来やすい。格差社会になる可能性がある。豪邸に住む人がいたり、スラム街に住む人がいたりするが、チャンスは誰にでもあるのが資本主義の良いところでもある。
共産主義とは、社会主義をさらに進化させた社会の事を言う。つまり、国が資産を持つのではなく、全ての国民が平等に資産を持っているのが共産国家である。
自分で稼いだものも他人が稼いだものも平等に国民の資産になると言うものです。このような国にしたいと考えたのがマルクス主義で、ロシア帝国が革命で倒された時にレーニンたちが望んだのが共産主義国家なの
